【12.1.0.1】Oracle Databas RAC 構築メモ [01] (OSインストール編)

RAC構築手順(Linux)

概要

本書に、Linux環境での2nodeRAC構築手順を記載する。
想定環境は以下。(動作保証確認済み)
- Oracle Linux 6 (64bit)
- Oracle Database 12.1.0.1 EE

構成

以下3つの仮想サーバーが必要。
- node1: DBサーバー1号機
- node2: DBサーバー2号機
- dns : DNSサーバー

IPアドレス一覧

ホスト名 IP アドレス 用途
node1.oracle12c.jp 192.168.56.101 node1 の eth0 (パブリック・ネットワーク)
node1.oracle12c.jp 192.168.100.101 node1 の eth1 (プライベート・ネットワーク)
node1.oracle12c.jp 192.168.200.101 node1 の eth2 (プライベート・ネットワーク)
node2.oracle12c.jp 192.168.56.102 node2 の eth0 (パブリック・ネットワーク)
node2.oracle12c.jp 192.168.100.102 node2 の eth1 (プライベート・ネットワーク)
node2.oracle12c.jp 192.168.200.102 node2 の eth2 (プライベート・ネットワーク)
scan.oracle12c.jp 192.168.56.201 SCAN 用仮想 IP (VIP)
scan.oracle12c.jp 192.168.56.202 SCAN 用 VIP
scan.oracle12c.jp 192.168.56.203 SCAN 用 VIP
dns.oracle12c.jp 192.168.56.254 DNS サーバーの eth0 (パブリック・ネットワーク)

VirtualBox での仮想マシン作成 (node1 の作成)

  • 名前とオペレーティングシステム

    - 仮想マシン名: node1  
    - タイプ      : Linux  
    - バージョン  : Oracle(64bit)  
    - 「次へ」を選択  
    
  • モリーサイズ

    - 4096 MB (最低2.5GBあればOK)  
    - 「次へ」を選択  
    
  • ハードドライブ

    - 「仮想ハードドライブを作成する」を選択  
    - 「作成」を選択  
    
  • ハードドライブのファイルタイプ

    - 「VDI(VirtualBox Disk Image)」を選択  
    - 「次へ」を選択  
    
  • 物理ハードドライブにあるストレージ

    - 「可変サイズ」を選択  
    - 「次へ」を選択  
    
  • ファイルの場所とサイズ

    - 場所には「node1」を入力  
    - サイズには「25.00GB」を入力  
    - 「作成」を選択  
    

Oracle Linux 6 インストール (node1)

OracleEnterpriseLinux 6.7 をインストールします。

  • 仮想マシン立ち上げ後

    - 「Install or upgrade an existing system」を選択  
    
  • CDメディアの検証

    - 「Skip」を選択  
    
  • インストール画面表示後

    - 「Next」を選択  
    
  • インストール言語の選択

    - 「Japanese(日本語)」を選択  
    
  • キーボードの選択

    - 「日本語」を選択  
    
  • ストレージデバイスの選択

    - 「基本ストレージデバイス」を選択  
    - ポップアップで「ストレージデバイスの警告」が表示されるが  
      「はい。ふくまれていません。どのようなデータであっても破棄してください」  
      を選択
    
  • ホスト名の設定

    - 「node1.oracle12c.jp」を入力
    - 「次」を選択  
    
  • 地域の設定

    - 「アジア/東京」を選択(デフォルト)  
    - 「次」を選択  
    
  • root アカウントの設定 (任意のパスワードを入力)

    - rootパスワード: oracle  
    - 確認          : oracle  
    
  • インストール・タイプの選択

    - 「すべての領域を使用する」を選択  
    - 「次」を選択  
    - 書き込み確認が表示されたら「変更をディスクに書き込む」
      を選択
    
  • ソフトウェアの設定

    - 「Software Development Workstation」を選択  
    - 「今すぐカスタマイズをする」を選択  
    - 「次」を選択  
    
  • ソフトウェアのカスタマイズ

    - 「サーバー」の「システム管理ツール」をチェック  
    - 「追加パッケージ」を選択  
    - 「oracle-rdbms-server-12cR1-preinstall-1.0.14.el6.x86_64」をチェック  
    - 「閉じる」を選択  
    - 「次」を選択 (ここでインストールが開始されます)  
    - 「再起動」を選択  
    
  • インストール後の設定

    - 「進む」を選択  
    
  • ライセンス同意書

    - 「進む」を選択  
    
  • ソフトウェアの更新

    - 「いいえ、後日に登録する事を希望します」を選択  
    - 「進む」を選択  
    - 確認のためのメッセージが表示されるので「いいえ、後で接続します」  
      を選択  
    
  • 更新の設定を完了

    - 「進む」を選択  
    
  • ユーザーの作成

    - ここでは特に作成はしないので、そのまま「進む」  
      を選択  
    
  • 日付と時刻

    - 適宜修正を行い「進む」を選択  
    - 
    
  • Kdump

    -  「kdumpを有効にしますか」のチェックをはずす  
    - 「終了」を選択  
    - システムを再起動するか聞かれるので「はい」を選択  
    

ここまででOSインストール完了

次はインストール後の設定に進みます。